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Doggy Labo ナカニシ
Doggy Labo ナカニシ
ナカニシ(Doggy Labo)
家庭犬訓練所勤務、シドニーにてドッグトレーニングアカデミー修了。 JAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)事業企画委員。
すべてのコースにナカニシが伺います。






ミニチュアシュナウザー アクセルは今日も元気いっぱい! m(_ _)m m(_ _)m






犬の訓練士見習い日記 6

~ 犬の訓練 子犬の訓練 ~
犬の訓練士見習い日記 6
※画像はランダムに選んだもので、日記とは
一切関係ありません。
[目次]
  1. 犬の訓練士見習い日記 - 1
  2. 犬の訓練士見習い日記 - 2
  3. 犬の訓練士見習い日記 - 3
  4. 犬の訓練士見習い日記 - 4
  5. 犬の訓練士見習い日記 - 5
  6. 犬の訓練士見習い日記 - 6






99/09/21

雨が降っていました。Bコースは基本からです。ダイナチェリー、マキシムを引きました。マキシムは、久しぶりに飛びついてきました。悔しい、、、

訓練士が犬に飛びつかれるということは、最大の侮辱です、う、。ですが、ダイナはそれほど問題はなく引くことができました。今後はなるべく声符を控えて、姿勢でいきたいです。

チェリーは未成犬なのですが、前に引いた人たちが恐がらせすぎてしまっているようなので、少し浮かせていきました。ちょっと浮かせ過ぎてしまったのか、マキシムを誘ってしまいました。厳しさと優しさのバランスって、難しいですまだトレーニングの浅い子犬には、指示はわかりやすく出すこと。とにかく常に平常心で。切れたら負けです。自分に。

犬が指示に従わないとき、叩いたり返しを入れたりしますが、入れるなら、しっかりと効き目のある手を入れなくてはいけません。下手に緩い手が入ると、犬は「なんだ、こんなものか」と思い、せっかくの手も効力を一気に失います。手を入れる時は、一発でしっかりと決めましょう。冷静でないと、はずします。きっと。

何事も「1回で教える」という心構えで!指示を出すときは、一手一手、良く考えて。ポンポンと出さないで、犬に考えさせるようにすることが大事です。犬に伝わらないときは、なぜ伝わらないのか???訓練士が良く考えることも大事です。「ためる」ことは、大切です。「間合い」というか、、、。

今日はNO.1の先生の「ダイナとマキシムの飛越」を見ることができました。

気づいたこと :
まず「前へ」の時の右手ですが、ゆっくり引き上げて、犬を誘導するようにしなやかに動きます。校長先生のアドバイスは「前へ」「マテ」をしなやかに続けるということ。「マテ!!!」で、指符を出しっぱなし、声符を出しっぱなし、気持ちは飛びっぱなし、では、犬は振り返って「ストン」とは座れないということです。飛びっぱなしになるのは、当たり前です。

今日教わった新しい手は、犬がフラフラと横へ流れたとき、流れた方へ出ていき、座るべき場所、バーの中央あたりを指して座らせるという方法です。犬が流れた方へ身体を向けて、気持ちを残します。「そっちへ行ったら危ないんだぞ」という気持ちを残します。もう一つの手は、「前へ」で、自分も前へ出て、バーの中央に黙って立ちます。「ここに座るんでしょ」という気持ちを込めます。頭では理解するのですが、とっさの場面でどう使ったらいいのか、混乱しています、、、。

右手のツケと左手のツケを使い分けています。右より左のツケの手の方がきついのです。左手のマテもきついです。あまり頻繁に使うと効力が落ちてしまうので充分気を付けます。マキシムがどうしても右へフラフラします。

「前へ」で右前に出ます。その後は、一歩右に踏み込むだけで中央に戻るようになります。左手でマキシムを撫でながら、呼吸を合わせていきます。少し頭を軽く叩き、耳を少し引っ張り、なにかを伝えているように見えました。軽く(?)咎めているかのように見えます。でもやっぱり右へ流れます。次の手段として、少しバーに近づいて「前へ」で飛んだところを空中で右手で後ろを取ります。その次は、飛ぶ前に後ろを取りました。座りが悪いのと、右へ流れるので、指を上げる形の指符の「マテ」も入りました。「マテ」の手にも、不思議な力がこもっているように感じます。良く見ると、先生の手の形がみなとても良く似ています。形ではないと思いますが、力を込めると、ああいう形になるのでしょうか、、、。

ダイナを引いたときに、脚側についてから、下を向く行為にチェックが入りました。上を向いて私に注目しなさい。集中しなさい。ということなのでしょう。頭をぐっと持ち上げて、上を向くように伝えます。以上が先生の訓練でした。すばらしかったです。なんといってもNO.1ですから。

飛越でバブを引きました。どうも「前へ」で右腿を叩く時の強さが強すぎたようです。音を恐がっていたようでした。バブの場合は、音よりも指の動きが良く見えるように大きく、ゆっくりと優しく指示を出した方が良さそうです。「ツケ」で来ないときは、チェーンをつけてチョークサインを入れるのも一つの手です。

マキシムを引いたとき、脚側にツキにくかったのですが、厳しすぎて付けなかったようです。マキシムが来ようとしているのを見逃さず、来そうだったら少し身体を引くようにして、受け入れてあげましょう。



99/09/22

雨でした。バブとボス、ゴールデンを引きました。今日はずっと基本でした。まずバブですが、性格はわりと怖がりで神経質です。強すぎても弱すぎても上手く会話ができません。メンタルなコンディションを良く見極めてあげて、一手一手対応していかなくてはなりません。座りが悪いです。結局、結構手間がかかってしまいました。

プロは無駄な手は一つも入れません。最初の手が効かなかったら、すぐ次のタイミングで必ず対処します。これで犬も「この人はスキがないな」と判断するのです。しかし、実際に犬を引くときは、混乱するし、慌てるしムカつくし、溜息が出ます。うーん・・・ 自分との戦いとは、まさにこのこと。平常心です!

ボスは脚側に付くときに、少し前に出るのが気になりますが、まずまず引けました。厳しさを出す方が得意なようです。やさしさとのバランスはまだまだとれていませんが。

ラストはゴールデンを引きました。これには手こずりました。私の集中力がさすがに切れるのか30分近く引きましたので、とても疲れました。まだ子供なので、なだめたりすかしたり、厳しく、優しく、そのバランスが難しいです。思い通りにいかず、とても疲れました。

飛越で、犬が自分の手元にいる時に切り替えておかないと、飛ばせてからの指示を実行させるのはとても難しいです。



99/09/25

飛越で、バーを飛び越えてから待たずに、戻ってきた場合は、そのまままたバーを飛ばせます。あくまでも自分の指示に従わせなくてはいけません。

つぎにハウスをやりました。コバヤシとブラッキーを引きました。どちらも苦労しました。コバヤシはハウスの中に入ったあと、なかなかフセません。ツケは比較的よく従ってくれるのですが。ブラッキーは「手強いですよ」と先生に言われた通り、ちっとも付いてくれず、でした。



99/09/27

今日はハウスと持来と基本をやりました。ハウスはコバヤシをやりました。今日のコバヤシは、とにかく落ちつかず、すぐに右の方へウロウロ行こうとして、思うように脚側に付いてくれません。こういう場合は、犬のペースに持って行かれてはダメです。扉を強く閉めて音を出す、あるいは小屋を叩くなどして、負けないようにします。気持ちの中での「どうしよう」という動揺が犬に伝わってしまい、犬のペースになってしまいます。うーん、悩みます。あともう一匹引いたと思うのですが、、、。

持来はマキシムとブランでした。マキシムは他のロープを取りにいってしまうは、くわえたまま独りで遊ぶはで、全然訓練になりませんでした。

持来は、脚側で犬を待たせて、ロープを投げ、右腿を叩いて右手の人差し指を前に出し「ヨシ」の声符を入れます。動作的には、飛越と一緒です。この時の「マテ」の手が弱いと、ロープを投げたとたんに犬はそれに向かってダッシュしてしまいます。マキシムがそうでした。「ヨシ」でロープを取りに行き、くわえて持ってきて、回って付いて、脚側でロープを落とします。落とさなかったら、「マテ」または「スワレ」指符で「出せ」の声符を入れます。それでも落とさなかったら、ロープを持ち、「出せ」の指示を出します。それでも離さなかったら、目と目の間をポンと叩きます。とてもそこまで行きませんが。

次にブランの持来です。ブランはわりあいとちゃんと待って、「ヨシ」で取りに行きましたが、回って付いて、伏せてロープで遊んでしまいます。どうやって修正したらいいのでしょうか、、、。あきれて根負けして、笑ってしまいましたが、それがいけません。気迫と優しさ。言葉で言うと簡単ですが、気持ちの持ち方とオーラを出せるようになるのはいつのことやら、、、。

もうすぐ2ヶ月が経ちます。この先はいかにムダを省くかが課題。メンタルトレーニングが大切です。



99/9/29

今日はショッキングな日でした。まず6階に上がると、生徒は私を含めて3人しかいません。犬は、コバヤシ、ボス、ブルーノです。授業の回数を30回以上こなしている、手の合う3人ということで選ばれたようです。

今日は、声符は全く使いません。

姿勢と気迫で厳しさを出します。するとなんと不思議!?あんなに大変だったのに、いとも簡単に犬にバーを飛ばせることができます。「前へ」の指符も、それほど力強く入れる必要はありません。「ツケ」も左腿を軽く叩くだけでOKです。一つ一つの指示が出されるたびに、訓練士と犬とがお互いのスキの取り合いです。犬は、匂いを嗅いでみたり、すんなり座らなかったりで、訓練士を読もうとしています。負けてはいけません。同じ事をくり返して犬のペースに持っていかれたら負けです。座りが悪かったら、ゆっくりと一歩前へ出ます。このとき、犬が座りそうなのにそれを見逃して前へ出すぎると、かえって犬がブレてしまいます。前へ出て、犬が反応してすぐに座ったら、すんなりと引き返します。そのまま待ったりしてしまうと、犬にプレッシャーをかけてしまい「座ったのにどうして?」と混乱させてしまいます。

犬が思い通りにならなかったら、チャンスだと思って、ちいさなスキをつぶしていきます。小さな事でも、一度見逃してしまうと、次からどんどんつけあがり、犬が乱れていきます。充分気をつけましょう。犬に絶対に負けないぞ!という気合いが必要です。

座りが悪い場合「前へ」でそのまま自分も前に出て、バーの前に立ちます。匂いを嗅ぐのも許してはいけません。よそ見も見逃してはいけません。座らずに、左右へ流れるときは、流れた方へ出て、そっちは危ないと教えます。「ツケ」で付かなかったら、後ろをとりに行きます。後ろを取るときは、犬に向かって左側(犬の右側)にゆっくりと足を出します。「言うことをきかなかったら、この足が後ろをとりますよ」の気持ちを込めて。犬が流れた方へ前に出ていった後は、そちらの方へ少し踏み込むだけで、犬に伝わります。脚側に付かせる場合、犬を右から送るときは、首を動かす程度に。大切なのは、気持ちを入れることです。





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