高橋ココ ワイヤーフォックステリア

2008年03月15日20:17


ワイヤーフォックステリア – ココ ♀ 6ヶ月

散歩で引っ張る(2本足で立つ)、唸る、噛む、ドアホン・物音に吠える・・・

ココの問題

・散歩で引っ張る(2本足で歩く)
・嫌なことはガルガルいって怒る
・噛む
・ドアホン、外の物音に吠える


ココへ - Doggy Laboよりコメント -

テリアが大好きな私は、ココに会えるのをとても楽しみにしていました。

お宅へ伺うと、ぬいぐるみのようにかわいい小さなフォックステリアの女の子がいました。
しかし、セッションを始めて、ココをホールドしてみたところ、その顔に似合わず、ガルガル唸りだし「嫌だ!放して!」と主張し始めました。

飼い主さんは、とてもソフトなタイプの方で、最初お会いしたときの不安そうな顔を今でも覚えています。

プログラム開始後も、ココの反撃に合うと弱気になっている様子が、届くメールから伝わってきました。そんな飼い主さんに、「気持ちで負けないように!」としか言うことができなかったことは、私としても辛かったので、セッションで伺ったときは、できるだけ強気の姿勢、接し方を伝えようと、実際にココをコントロールする姿などもお見せするよう努めました。

何度か私に叱られて、それで私のそばで丸まるココを見て、飼い主さんの気持ちも変わってきたのでしょうか、最後のセッションのときの飼い主さんの顔には自信が見え始めていました。


4ヶ月を過ぎてしまい半額で売られていたモジャモジャの子犬 それがココです

テリアが好きでいつかはワイヤーを飼いたいと思っていたのですが、どの本にも気が強いと書かれていたし、「シュナウザー」にしようと心に決めていた私は「バイバイ」とお店を出ました。その後「あの子はこのまま売れなかったらどうなるんだろう」と気になり次の日また見に行きました。子供がまだ幼稚園なので心配だったのですが、店員さんが「この子はワイヤーの中でも気が弱くてお子さんの良いお友達になりますよ!」と言う言葉が決め手となり家族の一員としてココを迎えたのです。

しばらくは躾で大変だろうな~とは思っていましたがその大変さは想像を遙かに超えるものでした。お座り・伏せなどはすぐ覚えたのですがトイレがなかなか上手くいかないし、本に書いてあるようにあま噛みを止めさせようとしても上手くいかず噛む強さは日に日に増すばかり。散歩は自分の行きたい方に引っ張り(2本足で!)良いお友達になるはずの息子にマウンティングはするは足にじゃれて噛みつく毎日。

足拭きなど嫌なことをされるとライオンなみにガルガル暴れて逃げようとしていました。本を読んで頑張れば頑張るほどココのガルガルは激しくなり手の傷は増えるばかりでした。(血が出るほどではありませんが・・・)夜サークルの中ですやすや寝ているココを見て「なんんでこんな小さい子が躾られないんだろう?どうしてあんなにガルガル言うんだろう?何がいけないのか、このままいくとどうなってしまうんだろう・・・」押さえられない不安と情けなさで涙が止まりませんでした。そんな時インターネットでDoggyLaboの事を知り何日も悩んだあげくお願いしてみることにしました。

初めてのセッションを終えて「私でもできるかも!」と思えるくらい中西さんは勇気とパワーをくれました。しかし、プログラムに対するココの反抗はかなり激しく「プチ暴走族!」になってしまい「この子は本当に良くなるの?」という不安がまた襲ってきました。中西さんにメールをすることで不安を紛らし、返事が来ることで安心するという毎日でした。(この頃のメールを読み返すとかなり弱気だったな~と恥ずかしくなります・・・)

2回目のセッションの時には「パワーアップしているココに負けないため、高橋さんのレベルも上げる必要があります」と言われ次のセッションまでひたすら頑張りました。ガルガル言われても「負けるもんか!」と思えるようになってきた頃からココも少し変化してきたのです。この頃から犬を飼うのに反対だったパパも協力的に頑張ってくれました。(息子は初めから頑張って?くれました)足拭きの時に噛まなくなってきたし、怒られた後の反撃もなくなり、だいぶいい子になってきました。

中西さんのメールにはよく「気持ちで負けないよう頑張ってください」と書いてありましたが「本当にそうなんだな」と思いました。

3回目のセッションからココにハルティーをつけてお散歩訓練をすることになりました。以前のココなら確実に嫌がり噛みつこうとしたはずなのに、嫌がりながらも大人しくつけさせてくれたのです!すご~く嬉しかったです。

本来ならば3回で卒業だったのですが弱っちぃ~私のためにもう1回きてもらうことになりました。

ハルティーをつけてのお散歩練習も、嫌がることをしても噛まない訓練も順調に進んでいたある日小さな事件がおきました。ココを怒っている最中に噛まれて初めて血がたれたのです。その場で捕まえてかなりの勢いでしかりました。以前の私なら動揺して半泣きだったはず!私すごく強くなってるとびっくりしました。その日を境にココとの関係がまた少しよくなりました。

4回目の時にはガルガル言わないままセッションも終了。「やっとスタートラインまできましたね!」と言っていただき無事に卒業することができました。

今では抱っこもブラッシングも足拭きも嫌がりつつもさせてくれるようになりました。まったりと過ごす時間も増えてココといる時間が穏やかになってきました。3歩進んで2.5歩下がっていましたが、確実に0.5歩ずつ進んできた成果です!

ココは今でも時々「プチ暴走族」になる時があります。でも、私も強くなったのでそんなココとのバトルを楽しめるようになりました!中西さんに出会えて本当によかったです。これからも気を抜かず頑張ります!