Accept & Control
愛犬と仲良くなるために大事なこと、それは犬という種を理解し、受け入れ、導いてやることです。
そんな関係を築くために役立つ「犬のしつけのルール」を10か条にまとめてみました。
ただし、以下のルールは、あなたの愛犬にあてはまるかもしれないし、あてはまらないかもしれません。犬の数だけ犬のしつけがある、といっても過言ではないからです。
子犬を飼い始めた方は、将来問題行動を出さないために、6ヶ月くらいまで(場合によっては1才くらいまで)続けてみることをおすすめします。
すでに問題行動がある成犬の場合には、あてはまるものとそうでないものがありますので、慎重にトライしてください。噛むなどの深刻な問題がある場合には、プロのトレーナーに相談の上、実施することをおすすめします。
愛犬との良い関係をつくることができたら、ルールはまったく守らなくても大丈夫です。実際に我が家では、ほとんど守っていないです(^^;;
1.ハウストレーニングをする
※これは犬のしつけの基本中の基本です
ハウス(ケージ、サークル、クレートなど)を決まった場所に置き、愛犬が安心できるところを作る。留守番や夜寝るときにはハウスに入れる。その他のときも、自由に出入りできるようにしておく。
ハウスに入れているときは、目を合わせない、話しかけない。1日1回、60分くらいハウスに入れる。60分経っても、騒いでいたら出さない。静かにしていたら、出してやっても良い。
ハウストレーニングは、ハウスに慣れさせることだけが目的なのではなく、人と快く暮らすために、犬もがまんしなければならないことがあることを教えるために大事なトレーニングです。必要以上に閉じ込めることは良くありませんが、入っていて欲しいときに、リラックスして入れるようにすることが可能です。
犬は、元々狭いところは嫌いではありません。何かを怖がる犬は、狭いところに逃げ込むことがありますが、それは自分の身を守るためなのです。ハウスはその役割をしてくれますので、ハウスに入っているときには、できるだけそっとしておいてやってください。
2.テリトリーを制限する
自由に移動できる部屋は1〜2部屋にして、入れない部屋をつくる。とくにキッチン、寝室、和室を侵入禁止にするとよい。廊下や玄関にも許可ナシでは自由に行けないようにする。
すべての部屋に行かれるようにしておくと、縄張り意識が高まることがあります。そうすると、ドアホンが鳴ったり、人が入って来たときに警戒心が高まり、吠えやすくなることがあります。なので、入れない部屋を決めておくと良いです。家を守るのは犬ではなく、飼い主なのだということを犬に感じさせることができたら、ドアホンやお客様、外の物音への吠えは押さえやすくなります。
廊下、玄関は、必ず人が歩いたり、人が入って来たりしますので、そこに自分の臭いをつけたくなります。それが犬の習性なのです。マーキングをさせなくなければ、まず許可なく廊下や玄関に行かれないようにするのが良いです。
3.高いところに乗せない
ソファ、マッサージチェアなどの特別な席や高いところには乗せない。上から見下ろす王様気分=ライオンキングにしないこと!心地良い場所は、飼い主が独占するようにしてください。
犬は、高いところにいて、下を見下ろすときに興奮が高まる傾向があります。ですので、特に飼い主に反抗的な態度を見せる犬の場合には、高いところにあがれないようにするのが良いです。また、ソファ、ベッドなどの気持ちの良さそうな場所は、自由に使えないようにしておくと良いです。
4.要求されたら、なでない、抱かない、遊ばないなど
要求されたときには断って、後で自分の指示でしてあげる。たとえば、呼んで、来てくれたらなでてあげる。遊ぼう!と飼い主から誘って遊び始めてあげるなど。
犬も人をトレーニングすることがあります。どうすれば、飼い主が自分にとって良い行動をしてくれるかを理解することは、それほど難しいことではありません。例えば、吠えたらごはんをくれた、散歩に行ってくれたなど。
犬のしつけで大事なことは、主導権をもらう、ということだと思います。なので、ちょっといじわるに感じるかもしれませんが、要求してきたらすぐに応えないで、犬があきらめた頃に「こちらから」誘ってやるようにしてください。
5.ほめる・叱る
ほめるときは、優しい声をかけて、愛犬が好きなところをなでてあげたりする。
叱るときは、「NO」「ダメ」「こら」など、短く低い声でで叱る。一度叱って止めない場合には速やかにハウスに入れて、しばらく無視するのが良い。熱く叱り続けるなど無駄なエネルギーは使わないほうが、飼い主の心の余裕を感じさせることができる。
犬のしつけの都市伝説?で、おしおきでハウスに入れるとハウスを嫌いになる、というのがありますが、それくらいのことハウスは嫌いにはなりません。10年1500頭、そんな犬はいませんでした。自由に遊んでいた時間が中断される(リビングルームからハウスに入る)ことと、ハウスに閉じ込められることは別のことだと考えてみてください。
6.おもちゃの管理
犬のおもちゃはバスケットなどに入れて、犬が届かないところに置く。犬が欲しがっても与えない。その代わり、後でちゃんと遊んでやること。遊ぶときは、必ず飼い主から誘って遊び始めて、飼い主が終わりにする。終わるときは、きちんと「はい、終わり!」のように、終わりの宣言をしてやること。
おもちゃを管理することで、飼い主の主導権を犬に示す働きもありますが、それよりも、おもちゃに対する興味を引き上げる効果があります。常にあるおもちゃより、新しく登場したものに興味を示す犬は多いです。
7.ラブラブと無視のメリハリ
無視しているときは、目を合わせない、話しかけない。かまってあげるときは、何かをしながらではなく、とことんかまってあげる。しっかり無視する時間を作ることができれば、どんなにラブラブしてもOK!両者の差は大きい方が効果的。
これは犬のしつけの裏技?とも言えるかと思います。犬をかまい過ぎてしまって、良くない行動を引き出してしまっているケースはとても多いです。
人も同じだと思いますが、ずーっとかまってもらえたら、かなり疲れると思います。実際、飼い主がずっと家にいる方が、夜良く寝る(疲れている)犬は多いようです。犬は無視をされたからといって、あなたを嫌いになることはありませんので、ご心配なく。かえって、メリハリをつけて遊んでやる方が好かれる場合が多いです。
8.質のよい散歩をリードする
できるだけ散歩に連れて行き、適度にエネルギーを消耗させること。散歩は、犬のペースに合わせない。飼い主さんが決めたスピードで、飼い主さんが行きたい方向に歩く。臭いを嗅がせる場所は、飼い主さんが指示をして許可する。マーキングは1~2カ所。それ以上はさせないようにする。
犬にとっては、自由に歩けた方が楽しいだろう、と思われる方も多いと思います。それはたしかに事実だと思いますが、それは、コントロールできるようになってから、してやれることだと肝に銘じてください。
犬をしつける理由、それは他人、社会に迷惑をかけないためにです。外では特に他人に迷惑をかけやすいです。
呼んだらすぐに戻ってくる、座ってじっとすることができる、並んで歩くことができる、など、最低限のルールを教えてやることが、飼い主の義務です。
9.「行ってきます」と「ただいま」はしない
留守番をさせるときは、出かける15分くらい前から無視をする。帰ってきたときは、すぐにかまわずに少し放っておき、落ち着いたころ、静かにしていたらハウスから出す。出したらラブラブのご挨拶をしてもよい。
犬が学習できる動物です。帰ってきたらすぐにかまってもらえる=すごく嬉しいから早く帰って来てほしい、となると待てなくなり、中には留守中に吠えてしまうようになる犬も少なくありません。帰ってきても「ただいま!」のビッグイベントがなければ、静かにしていることは可能ですし、少し落ち着いてから挨拶しても、犬との飼い主さんとの関係はなんら変わらないと思います。
10.犬を安心させてあげられる存在になること
犬という種を理解し、受け入れて、落ち着いた権威をもって犬と向き合うようにする。どんな場面においても、決定権は必ず飼い主が持つ習慣をつけること。犬を安心させてやるためには、自らの精神状態も安定させ、リラックスした上で堂々と振る舞うことが大事。大きな愛情で愛犬を包んでやる気持で、愛犬と向き合うようにする。
※上記の「犬のしつけ10のルール」はあくまでも基本のルールです。これを守っていなくても、正しい主従関係を築き上げることは可能です。また、問題行動が深刻な場合、これだけをやっても改善されない場合がありますので、ご注意下さい。
犬のしつけは、とても繊細でメンタルな、奥が深い作業です。一般のしつけが、必ずどの犬にもあてはまる訳ではありませんので、ご了承下さい。
私たちプロができることは、たくさんあるしつけの中から、ご愛犬に合った、飼い主さんに合ったしつけをおすすめすることです。
10年、1500頭以上と向き合ってきた経験から、自信をもってアドバイスさせていただきます。
Doggy Labo 中西
☆ソファにのせない!?
我が家のソファは、犬たちに占領されました・・・
☆一緒に寝たい!?
専属?ペットシッターと愛犬たち。
シッティング?をお願いしたはずなんですが・・・
昼寝中?(=_=)






