チェックシート解説

× 甘噛みはやめさせなければならない
○ 甘噛みは、犬たちからの「遊ぼう!」というメッセージです
  心の目で、甘噛みしている彼らの顔を、ボディランゲージを、よく見てください!

× 甘噛みは本気噛みにつながる
○ つながっていません
  くわしくは第3話をご覧ください!

× 噛むのはくせになる
○ くせではありません、ちゃんと理由があります
  噛むほど不快なのです。怖い、嫌だ、やめて、というメッセージが主です。
  どうしたら怖くないか、嫌じゃないか、やらせてくれるか
  を考えることが「よりそイズム」です

× 吠えさせておくと吠えグセがつく
○ 吠えるのはくせではありません、ちゃんと理由があります
  理由を理解して、学習理論に基づいて、違う行動をしてもらうよう
  お願いすることで解決できます

× 散歩で引っ張るのは犬が自分がリーダーだと思っているから
○ 好奇心で、ただ前に行きたいだけです
  先頭に立つと威張るのは、人間だけ?かと思います(笑)

× 玄関から先に出ようとするのは自分がリーダーだと思っているから
○ 早く出たいだけです。ただ、先に飛び出すと危険な場合もあるので
  飼い主が先に出ることは理想です。

× 散歩で犬の好きなように歩かせると自分がリーダーだと思わせてしまう
○ 好きなように歩かせてくれる人だ、この人と歩くのは楽しい
  と学習すると思います

× 飼い主は強いリーダーシップを発揮しなくてはならない
○ 飼い主は、大きな愛、それからくる強さで愛犬を絶対に守らなくてはなりません

× 人に飛びつかせると犬は自分の方が上だと思うようになる
○ 犬が人に飛びつくのは、その人が好きで、顔に挨拶をしたいことがほとんどです
  犬はそもそも、飼い主より上になりたいなんて思っていません
  飼い主が、自分の思う通り、たとえば、遊んでくれる、おやつをくれるなど
  どうしたらやってくれるか、それを考えているだけです

× 引っ張りっこは必ず飼い主が勝たないと犬は自分の方が上だと思い言うことを聞かなくなる
○ この人からはおもちゃを取れない、続けていると、つまらなくてやめてしまう犬もいるそうです
  ※「動物感覚」参照

× 犬は嫌なことをされても唸ったり、吠えたり、噛んだりしては絶対にいけない
○ 声に出して10回、言ってみてください
  あるいは、犬は、どんなに嫌なことをされても唸ったり・・・
  と入れてみてください
  あまりにエゴイスティックすぎないでしょうか?

× 犬をソファに乗せると自分が飼い主と対等だと思うようになる
○ 犬は、ソファでくつろいで、いい波動を出している飼い主さんに寄り添いたい
  と思っていると思います
  人間にとって心地よい場所は、犬にとっても心地よい可能性は高いです
  一緒にシェアしたい!と思うことが愛情ではないでしょうか?

× 飼い主が要求したら犬はアイコンタクトをしなければならない
○ 犬同士の習性としては、そんなルールはありません。オオカミもです。
  オオカミはむしろ、アイコンタクトはとてもデリケートな行為です
  必要があれば見ますし、心がつながったら、要求しなくても目が合います
  それを楽しめる関係になりたいですね!

× 犬の要求に応えると犬は自分が上だと思うようになり言うことを聞かなくなる
○ 要求に応えてくれる人は、応えてくれる人だと学習し
  応えてくれない人は、応えてくれない人だと学習するだけです
  どちらが犬から好かれるでしょう?

× 犬とのつきあいには主従関係が必要である
○ 必要なのは、人と犬という種を超えた、信頼関係です
  ※信頼関係があるから体罰をしてもいい、という考え方は間違っています
   体罰は、心理学では「自己中心的な、怒りの表れ」とされています

× 犬に主導権を握らせてはならない
○ 真のリーダーは、主導権を握られたくらいでゆらぎません
  むしろ、主導権を取らせて見守る余裕を持っているのが
  真のリーダーです
  ※SOUL OF LEADER SHIP by DEEPAK CHOPRA

× おやつを使ってトレーニングするのは釣り餌になるのでよくない
○ おやつを使って、してほしい行動、変えてほしい行動をさせる方が
  無駄なエネルギーを使わずにすみますし、犬もハッピーです
  実際、トイレを覚えてもらうのに、おやつを使わないトレーナーにお願いしたら
  いつになっても覚えなかったので、Doggy Labo に依頼した
  というケースがありました
  冷静に考えたら、わかることかと思います
  もし変なプライドがあるとしたら、それは犬と仲良くなるためには
  邪魔になるだけかと思います

× 愛犬に毎日話しかけてはならない
○ 話しかけすぎる場合には、犬が注目しなくなる可能性もありますが
  普通に会話する程度なら、問題ありません
  話かけられて嬉しそうな顔をするなら、犬は喜んでいます
  喜んでいることは、してあげたほうがお互いハッピーです
  話かけないのに我慢するのは、飼い主さんにとってもよくありません

× 褒めすぎると犬は自分の方が上だと思うようになる
○ 子供を褒めることが非常に少ない、日本文化の影響も強いかと思います
  欧米諸国やシドニーでは、めちゃめちゃほめます
  人も犬もです
  一説によると、彼らは褒めることで自分も幸せを感じる感覚を持っている
  ということです
  私もそれに習いたいと思っています

× 家の中に自由にさせていると縄張りを守るようになり飼い主を下だと思うようになる
○ そもそも、犬は本当に縄張りを守っているのでしょうか?
  そのように、人間が見ようとしているだけなのでは?
  と、最近思うようになりました
  ドアホンが鳴ったら吠える=縄張りを守っている
  と言う人がいますが、では、吠えない犬は守ってないのでしょうか?
  吠えたい犬は吠える、吠えたくない犬は吠えない
  それだけのことのように思えるのは、私だけでしょうか???
  オオカミは、吠えて縄張りを守るという習性はないと思います
  (これはまだ、裏付けを見つけられていません)

× 家に帰ったときの歓迎は受けてはならない
○ 残念すぎます!ごはんの次か、ごはん以上に喜びませんか?
  喜んでいる状態=遺伝子のスイッチがONになっている状態
  人の場合、遺伝子のスイッチがONになると、人生が変わるそうです
  犬もきっと!?
  ※ただし、吠えたら迷惑がかかる環境で暮らしている場合は
   配慮が必要になります

× 飼い主が上位にならないと犬のしつけは全てうまくいかない
○ 上位は関係ありません
  犬の学習理論を理解しておく必要はあります
  犬は(動物は)自分にメリットがあれば「やる」
  なければ「やったり、やらなかったり」
  デメリットがあれば「やらない」
  シンプルです

× 飼い主のからだに犬が自分のからだを乗せるのは飼い主を征服したと思っているから
○ 難しく考えるのはやめましょう
  上に乗りたいから乗るだけです
  彼らの顔、ボディランゲージを観察すれば、わかるかと思います

× わがままな犬はストレスだらけである
○ わがままな犬、とは、どういう犬なのか、飼い主さんがどうとらえているか
  よくわからないので、難しいのですが
  そのまま読むと

  わがまま=我の意思するとおりに行動できる=快感?
  と考えるのが常識?かと思うのですが、それがなぜストレスだらけになるのか?
  私には理解できません
  可能性があるとすれば、人間の物差しに惑わされているかもしれません?