多頭飼い

実家の犬とケンカをします
ミニチュアダックスフンドを1頭、実家でも1頭飼っています。毎日実家にいかなくてはならないのですが、最近よくケンカをするようになりました。仕掛けるのはウチの犬で、実家の犬は唸りながら震えています。出血したこともありました。実家の犬は、おしっこを漏らしてしまうこともあります。どうしたら良いですか。

可能であれば、実家に連れていかないで留守番をさせるのが一番良いと思いますが、どうしても慣れて欲しいのであれば、実家にいる犬を立ててやるべきかと思います。毎日行くとなると、2頭には群での意識が芽生えてくるかと思います。群での犬のしつけでは、順位を決めてやることが大事な場合があります。

実家に連れていったら自分の犬はケージなどに入れて管理してください。ケージ越しに怒らなくなったら、ケージから出してリードで係留したまま接触させ、様子を見ると良いでしょう。その状態でケンカをしなくなったら、リードを付けたまま放してやり、その様子を観察します。ケンカを仕掛けそうになったら素早くリードをつかんでつかまえて、ハウスケージに入れるようにしてみてください。出血があるということなので、とてもデリケートなトレーニングになります。機会があったら、プロのトレーナーにみてもらうと良いでしょう。

親子のオス同士がケンカをします
父親犬とその子供犬♂を飼っています。子供犬が1才になるころから、ケンカをするようになりました。毎回大けがをします。まだ決着はついていないようです。去勢をしようかと思いましたが、絶対にケンカをやめるかどうかわからないと言われました。親犬は2回入院しています。

犬たちの間に順位を作ってやって下さい。犬のしつけでは順位が必要な場合があります。子犬が父親にチャレンジすることは良くあることですが、平和にやっていくためには不必要なことです。まず、2頭共、犬のしつけの基本であるハウストレーニングを徹底してください。基本的にはハウスに入れて、たまに出してやるのですが、父親だけ出ていて、子供犬は出られない時間を作って下さい。ハウスに入れたら、目を合わせない、話しかけないようにしてください。

場合によっては、父親犬はリビングルーム、子供犬はあまり行かない他の部屋にハウスを置くのも良いです。何事も父親犬を優先してください。例えば、朝起きてから声をかけるとき、留守番から帰って声をかけるとき、抱いてやるとき、散歩に行くときなどです。ごはんは必ず父親犬から与え、父親が終わったら子供犬に与えるようにしてください。ごはんの時はトラブルが起きやすいので、接触できない別々の場所で与えるようにしてみてください。そうして努力した上で、両方とも去勢をしてやると良いと思います。
もし交配を考えているのでしたら、親犬を入院させるほど攻撃的な性質は子孫に引き継ぐべきではないと思います。攻撃の加減ができていないので非常に危険です。