01/2/26-28

01/2/26
ラフ。脚側行進でツケでつかなかったので、右の引き足を入れましたが、動きが大きすぎてキツすぎました。会話ができていない証拠です。せいぜい「ダメでしょ!」くらいに入るべきです。
右にカラダが入る場合も一緒です。

2Fで神保さんがスミスの飛越を入れていました。
「前へ」で左足でバーを越えて誘導します。左足は一歩だけ出ます。そのまま左足を残し「マテ」でカラダを引いて止めます。こうすると犬は、自分の左足のつまさきで座ります。これがバーの真ん中になります。

チョークの入れ方がポイントです。「前へ」で「きゅっ」と入れ、次の段階で「きゅっ」が使えるようにします。「ツケ」でも「きゅっ」と入れます。こうして的確に入れておくと、次に指符へつなげられます。そのあと指符から気持へつなげていかなくてはなりません。できれば20分くらいでここまで入れるようにします。

飛越は飛ばせることが目的ではありません。服従を入れたい訳なので、駆け引きをしていくことが大事です。飛ぶの、飛ばないの?飛ばないとどうなるの?といったように。服従を入れるときは、指示を出す体勢は自然でなくてはなりません。あくまでも自主的にやるように伝えるために。ポイントだけ確実にチェックして、あとは自然体で。

服従の入った入れ方と、形だけの入れ方は全然違います。形だけ飛んだところで全然意味がありません。

「前へ」で、チェーンをとろうとしたり、駆け引きをしていきますが、それで後ろに下がってしまうことがあります。悪化するとやっかいなので、すぐ対処します。即、前の段階に戻ります。この場合は距離を縮めてあげます。誤解をさせないように。距離を縮めたら、左足で誘導する手も使います。飛んでからの位置もきちんと真ん中になるように注意。

ぬるま湯に使ったパターン入れになってしまうと、犬もふんぎりがつかなくなり、だらだらしてしまいます。しなくてもこの程度だなと思わせると、せっかく自分からいきそうな雰囲気になていたのが無くなってしまいました。

パターンが入ってきたな、と感じたらたたみかけるようなテンポでいきます。きつく、という意味ではなく、リズムと的確な強さです。

あとは ・左足の誘導 ・チョーク ・左の引き足の3つの手を使い分けて、犬に次の手を読まれないように、リズムをつけて引いていきます。

仕上げはダメ押しで、もう一レベル上げておきたいところ。

チェーンをはずします。いつでも着けられるように、側においておきます。指示通りやらなければ、チェーンをつけます。再びつけるときは、よほど強く入れる必要があります。つけたらきついのが来るから、やっておこう!と思わせるように。チョークのかけかたは、チェーンだけの場合は、一番端をもって思いっきりギュンとかけます。キレのいい一発を入れられるように練習しなくてはなりません。

きちんと会話をしながら入れていくと、犬も訓練士の気持ちを読んできます。犬も真剣に会話をしてくるのです。

手がワンパターンにならないように、注意します。

引き手を代えて基本通りに入ったかどうか、チェックします。小川さんに代わります。レベルが合っているようで、これによって神保さんの手のレベルがちょっときつかったとわかります。

距離が1Mくらいだと、いきます。もっと距離を離していく訳ですが、離れた時のポイントは、引き足でチェックを入れておくこと。しっかりしたガツンという手を入れておきたいところです。ちょうど良いレベルで入れば、完成です。

明日の確認で、服従をしっかり入れます。訓練は辞める勇気が大切。良くを出さず、この日はこれで終了です。スミス、良くやったね!

 

01/2/28
ラフ。今日のテーマはとにかく、会話すること!まだまだ全然わかっていないので、結果なんか出ません。