99/10/2-4

99/10/2
今日は、なんと飛越のバーが2本でした。バーが1本増えるので、気合いで押して上げないと2本目まで飛べません。途中で止まってしまいます。止まったら、振り返る前に、自分が前に出て「前へ」の指示を出します。訓練士の気持ちが「飛ぶかなぁ、飛んでくれよ」というように、弱気だったり、途中で気持ちが切れてしまったりすると、飛べずに止まってしまいます。「絶対前へ行くものだ」くらいの自信を持って、気合いを入れて臨みます。途中で止まって、こちらが慌てたり戸惑ったりすると、止まれば遊んでもらえるものだと思わせてしまいます。

ボス、ブルーノ、ボブを引きました。なかなかストンと座ってくれません。脚側に犬がいる間に切り替えておかないと、飛んでからも、ストンを座らせることはできないし、犬がブレます。脚側の付き方、付かせ方で訓練士の評価は決まります。脚側での威圧感が犬に伝わります。しっかりと脚側に付かせることができれば、飛んでから犬がブレません。脚側で犬がとても前に出る場合は、右足のかかとで犬を蹴ります。次からは、右足を少し前に出すだけでも、前に出なくなります。

最後にハウスをやりました。ボブを引きましたが、初めはわりと良く引けたのに、後半全然引けなくなりました。ハウスの中に入ってくれません。どうやら、目で止めてしまっていたようです。ボスと遊ぼうとするので、叱り続けた結果、頭の中が真っ白になってしまったようです。そういえば気が付いたのですが、犬にもよりますが、前よりは犬が脚側で私を見上げてくれるような気がします。


99/10/4

今日も飛越です。バーは1本です。ブラッキーを引きましたが、なぜか全然手が合いません。レベルを合わせることができません。田村先生にレベルを下げるように言われ、下げたのですが下げすぎてしまったようで、手が合いません。浦野先生から、今度はレベルを上げるように言われます。指示は2度以上同じレベルで出してはいけません。レベルを上げたり、下げたりして犬と駆け引きをしながら、レベルを図っていきます。

ツキが悪いとき、右足を前に踏み込む場合には、かかとは上げないように、ぐっと体重をかけて、右肩をぐっと入れる感じで。目は犬のお尻を見ます。

ブラッキーが、ツキが悪くて困りました。ツキが悪いとき、前述のように前に踏み込みますが、この時、犬が付こうとしているタイミングをとらえそこなうと、そのまま犬を押しっぱなしにしてしまって、かえって付きずらくしてしまうことがあります。また、目で止めてしまうこともあるので、注意します。大いに心当たりありです。押したら引くこと。

常に平常心でいられるかどうかの重要性を、改めて認識しました。感情的になればなるほど、犬は言うことをききません。子供(大人も?)と一緒です。怒るのと叱るのは違います。特にパターン入れの時、それが大切になるそうです。今日初めてパターン入れを見ました。ポイントは、心理で教えること。どうすると危険で、どうすると安全かを教えてあげます。レベルは2で教えます。指示のポイントは、レベル2とレベル4の手を、ポイントごとに使い分ける事です。「マテ」「フセ」「回ってツケ」「飛越」すべて常に安全か危険かで教えていきます。パターン入れは、教育として教える手が使えるかどうかが、重要になります。

浦野先生のパターン入れの手本を見せてもらいました。

「マテ」はもうすでに入っていましたので、そこから伏せさせます。右手で犬の目のあたりに威圧感を与えながら、手を下に下げていき伏せさせます。何度か威圧感を与えて伏せなければ、チェーンを一緒に押さえながら伏せさせます。次は座らせます。伏せた状態から、右腿を叩いて「スワレ」の声符を入れます。犬に向かって前へ出れば、威圧感で自然に犬は座ります。以上が「スワレ・フセ」です。

回ってツケは、「マテ」の状態から犬の正面に立ち、「ツケ」で犬を右から引っ張って回らせ、後ろが残るようであれば、右から後ろをとります。脚側で「マテ」で座らせます前に出るようであれば、左手で目のあたりを叩いて止めます。(この場合、あまり叩きすぎると犬が打たれ強くなってしまうので注意します)最初は「ツケ」で犬を引きずることになりますが、感情を入れず、機械的にくり返します。50回くらい引けば、犬は引きずられるのは嫌なので、自分で歩くようになります。ここで感情をかけてしまうことは、逆に犬にとっては不幸なことになります。がんばりましょう。
飛越のパターン入れも見ましたが、曖昧な点があるのでここでは省略します。

*今日、プロ志望であるならば、環八校に通うよう誘われました。記念すべき日です。
選ばれし者です。(^-^)