99/11/10

99/11/10
まず忘れないうちに今日の復習と反省から。

今日は少人数でした。タクという黒ラブを引きました。近づいた時は、わりと浮きやすい性質のように思えましたので、少し厳しめに入りました。初めてだと思ったら、どうやら土曜日引いた脚側斜めにつく黒ラブでした。ひどい時は完全に前に出て、横向きに座ります。脚側を少し厳しくチェックしたら、ますます付きが悪くなってしまいました。フラフラ膨らんだり、付かなかったりで、まともに引けません。脚側行進で「ツケ」で座り込んだまま動きません。結局、今日丸一日、タク一匹に費やしました。最初1時間近く引いて、頭の中が真っ白になり、このまま続けても良い結果が出ないような気がして、コーヒーを買いに行きました。呼吸も手のレベルも、何もかもが合いません。リズムも全然とれません。自分が情けない状態になっていたのを実感。メンタルコンディションは最悪になっていました。そんなことでは犬を引けるわけがありません。で、今日、後半はイメージトレーニングの時間にしました。幸い、今日初めてB級の石原さんにお会いでき、訓練を入れるのを見ることができました。以下は、石原さんの訓練を見て感じたことです。

まずフィニッシュが違います。脚側行進ですが、自然体で歩いて、「キュッ」という感じでフィニッシュします。力が入りすぎているわけではなく、ムダのない動きで軽く、しかし、確実にフィニッシュします。犬との呼吸で「キュッ」としまります。顔はまっすぐ前を向いて歩きます。自分はどうしても下を向いてしまっているように思います。歩いている時動いているのは、足は膝から下、腕はほとんど動かず、犬を見る時も首だけが下を向くといった具合です。上半身は滅多に動きません。必要な時のみ、腰からキレイに二つに折れます。動きにムダやブレは一切ありません。

チョコラブの未成犬を引いているのを見ていましたが、そのあと鈴木さんが代わって引いているのを見て比べたところ、鈴木さんの身体がとてもブレてしまっていたのが良くわかりました。ということは、自分も同じはずです。動きが大きすぎて、早いです。慌てている印象を犬に与えてしまうと思います。左から送って右で止める動作も、リズムが早いです。止めがありません。首が右、左という感じで動いてしまいます。先生達の動きは、右、正面、左、という風で、正面で一呼吸あるように感じます。イメージトレーニングしなくては、、、。一つ一つの動作が、ゆっくり、じっくりで的確です。河村さんも、浦野先生も、石原さんも自分のリズムを持っていて、犬に乱されることは決してありません。「犬がこう行動をしたら、こう対処する」という作戦の組立が完璧だからです。訓練生は、犬にリズムをもっていかれている場合がほとんどです。自分のリズムを持ち、犬がそれに合わせるようにしなくてはなりません。頭では理解しているのですが、、、(^^;;;

ツキが悪いときなども、やみくもにチョークを何度もかけるのではなく、一つ一つの手の意味をよく考えて、手と手のつながりも大事です。前回チョークをかけたのなら、今度は「チョークをかけますよ」というタメも必要です。かけるフリをするとか、かけるかっこうをして止めてみるとか、犬と駆け引きをするのです。ここで負けてはいけません。回ってツケで、待てなかった場合も、慌てずに動きはゆっくりと。動揺したら犬に伝わり、ますます引けなくなります。(シェルティ)
フセの指示をしていないのに伏せてしまった場合(シェルティ)「スワレ」の指示が出ますが、だんだんとレベルが上がっていくのがわかりました。声が少しずつ大きくなり(全体的には決して大きな声は出していませんが)指符の出し方、右足を叩く力が(音が?)大きくなり、動きに力が入っていきます。

このレベルを変化させるのが難しいです。昨日も指導いただきましたが、レベルを上げて厳しさは出せるようになったのですが下げ方を身体で理解していません。下げようとすると、下がりすぎてしまいます。少し下げる、少し上げることを身につけたいです。

サモー(セッターの雑種)。脚側で「マテ」で座らすに伏せてしまいますが、慌てず「ツケ」の指符で座らせます。レベルも比較的低めです。「スワレ・フセ」の時のように正面に向かいません。

動きにムダもブレもないということと、力が入りすぎて姿勢に威圧感がありすぎて、自然体ではないということは違います。
うーん、、、(-_-;;;

最後にタクローを引いてもらえないかお願いしたところ
引き受けて下さいました。私たちが引いたときの癖がついてしまっているので、早速チェックが入ります。チョークをかける手も、ムダがありません。しっかりと両手を揃えてリードをつかみ、身体全体で「チョークをかけますよ」ということを犬に伝えているようです。で、一発キレイに「ギュッ」と入ります。一瞬大きな力がかかり、良い音が出ます。入れてからはすぐに姿勢を戻すのではなく、ゆっくりと基本姿勢に戻ります。次回からは、かける素振りで犬に考えさせながら、犬の反応をみてチェックが入ります。チョークを入れた後は、指符や声符などを上手く入れてレベルが上がりすぎないように、落とします。脚側行進でマットからはみ出すとチェックが入ります。そのあとは右から犬を送り、リードは右手に持ったまま脚側に付かせます。

訓練士の心理状態としては「キレイに引こう」という気持ちではなく、常に「どうやって教えよう」という気持ちでいることが非常に重要です。これが先日田村先生がおっしゃっていた「訓練士の幅」というものに影響するのでしょう。

明日の注意点:身体のブレをなくす。
頭はまっすぐ前を向いて歩くように。
指符はゆっくり動きは小さく。
とにかく動作はゆっくりと。
手のリズムをよく考えて。

見学に徹していて気づいたこと。
みんなチョークの入れ方とか、叩き方が上手いです。特に小川さんがマキシムに入れた手に感動しました。叩くというよりははじくといった感じです。はじいた後は、少しタメて、ゆっくりと基本姿勢に戻ります。先生方の叩き方がそうです。でも、あまり河村さんや浦野先生、石原さんが叩いているのを見たことがありません。どちらかというと吉田先生、中村先生の方が印象が強いです。オーラの差でしょうか、、。支配欲は少なくあらねばなりません。というか無でなくてはなりません。

犬  生徒  アドバイス テーマ
(ボス/原田さん/中村先生/基本訓練)
ボスが付かずにフラフラしていました。付かせる場合には
後ろを取って取って取って取って、犬が脚側に流れそうになったところを見計らって、右へ送ってフィニッシュをとります。

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