99/12/14-21

99/12/14
マキシム、アレックスを引きました。マキシムの飛越で、田村先生にアドバイスをいただきました。まず、短めの距離で飛ばせますが、座りが悪く、指符を出しても気合いが届かず、通用しません。途中からマットの上に移動するように、指示が入ります。指符で座らせるのではなく、気持ちを入れることで座らせるようにします。実際、後ろを気持ちで取るだけでも、座ったり、付いたりしたので、驚きです!右手でお尻を狙うしぐさで座らせる方法を学びました。「後ろをとりますよ」という「気持ち」で座らせます。飛んでから座らせるとき、このポイントは少し時間をかけてよいとのことです。ここは時間をかけるところです。田村先生からちょっとアドバイスを頂いただけで、上手く引くことができました。感動でした。

飛越でバーを飛んでから座らせるとき、まず指符を立てて座らせます。座るようになったら、今度は「前へ」で出した指符を下げ、犬が振り返ったところで1、2のスワレの指符を出すという組立で引きます。犬が訓練士を注目する一瞬がありますので、それを逃さないようにします。

1の指符で座るのをためらっているようであれば、ぐっと腕を伸ばしてレベルを一つ上げます。飛んでからすぐに指符を出すのではなく、ぐっとフィニッシュの姿勢で気持ちを入れてから、犬が振り返るタイミングを見て、指符を出します。途中で距離を伸ばすように指示されます。飛んでから付きが悪いときは、ぐっと一歩前へ出て、気持ちは犬の右後ろを狙います。マキシムはあきらめたのか(?)すっと付きました。何度かやってみて、少し感じがつかめた気がします。わりとすんなり座り、1、2回すっと付いたところで犬の集中力切れです。「犬の集中力はそこまでですよ」との先生の声で、マキシムを終了しました。私の方も、さすがに集中して引いていたので、終わってから少々疲れました。結局、基本から飛越を終わるまで、2時間引いていました。

今度から、引いた犬の表情などから、何を考えて、どういう気持ちなのか、考えてみるようにしたいです。犬との会話を持てるようになるためにも。

 

99/12/16
ジュノン、ナイキ、マキシム、アレックス、ダイナを引きました。ナイキが少し座りが悪かったのですが、それ程問題は無く、ジュノンもまずまず引くことができました。

アレックスは「前へ」で止まらなくなったものの、ツキが悪く原因は恐くて付けない、とのことでした。犬と会話をして、ゆずるところはゆずり、しっかりやらせるところはやらせる、というのがポイントです。上手く引くために指示をしているのではなく、教えて上げているのだというスタンスが大切です。

マキシムに通用した組立が、アレックスに通用するとは限りません。まず通用しないと思った方が無難です。一頭一頭、対応の仕方はすべて違うのです。飛越で飛ばせた後座らなかった時、手の組立ができていない訓練士の混乱は犬に伝わってしまいます。ダイナは飛越で「前へ」の指示で飛びません。やっと飛ばせても、今度は付きません。結局、飛越を二度もあきらめて、基本訓練をやり直す始末です。アレックス、ダイナは課題を残しています。

 

99/12/20
アレックス、マキシム、ブラン、バブ、ナイキを引きました。まずアレックスです。基本はそれほど問題ないように思いましたが、飛越が上手く引けません。飛んでから右へ流れます。どうチェックしたらいいのでしょうか。まだ組み立てられません。もう一度、飛越の基本を見直す必要があります。マキシムはリードをはずしてからすぐにチェーンで遊びます。一発目でチェックしなくてはならないのですが、対処が甘くてちっとも切り替えることができません。

ブランは基本はまずまず引けたのですが、飛越が全然座りません。どうすればいいのでしょうか???

 

99/12/21
ダイナ、グーピー、サモー、ブルーノを引きました。まずダイナですが、脚側行進で、恐いのかツキが悪く困りました。脚側で少し後ろで座らずにいます。会話ができていません。ブルーノもサモーもツキが悪いです。厳しすぎるのでしょうか。心の状態もいつしかイライラしてしまっていることに気づきました。教えているのですから、怒るのではなく、叱らなくてはいけません。グーピーはそんなにはじけられなくて済みました。なるべく手、足は入れないように、チェーンとリードでなんとかするように言われました。チェーンとリードで食べていくのですから、と。