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おかしな『犬のしつけ』???Vol.1

犬のしつけの常識と言われているものには、
冷静に、客観的に考えてみると
???と思えるようなものがたくさんあります。

レッスンでお客様先へうかがって、

に書いてあった」とか、
雑誌に書いてあった」とか
ネットで調べたらこう書いてあった」とか、
「ペットショップの店員さんに・・」とか
獣医さんに言われた」とか、

そんなふうに言われることが多々あるのですが、

「それって本当にそうだと思いますか?」

と聞くと、

「ヘンですよねぇ」

っていうことが多いのです。
そんな「おかしな」犬のしつけの常識について
中西の考えを書きます。


子犬を迎えたら、ケージから出してはいけない


◎子犬にはスキンシップが必要です

2ヶ月間ケージから出してはいけない!?

FBで、ケージが入っていたと思われるダンボール箱に「2ヶ月間この中から出さないでください」と印字されていてビックリした!という、ドッグトレーナーさんの投稿がありました。つまり、子犬を2ヶ月間はケージから出してはいけない、ということのようです。とてもビックリしました。

幼いころ親と放されてしまう子犬たち

今の日本の動物に関する法律では、子犬をたったの49日で親から放して販売してよい、ということになっています。改正されることを強く望んでいるのですが、何かの力が働いていて、改正が思うように進みません。

それでも、法律がちゃんと守られているか、取り締まることはされていないので、ペットショップのガラスケースには、中に入っている子犬の年齢の表示に「40日」、とか、「43日」とか、書いてあったりします。

 

かわいそうで、ガラスケースにひとりぼっちになんかできない!

その姿を見て「かわいい!」と言っている人を見かけますが、どうか聞き間違いであって欲しいと願ってしまいます。私は、この仕事をするにあたり、母犬の子犬育てを観察したく、ブリーダーになる覚悟もして繁殖をしたことがあります。あいにくブリーダーには向いていないことを知ることになり、そちらは断念しましたが、40日、43日の子犬には、まだまだ母犬や兄弟のそばにいることが必要です。あんなに幼気な子犬を、たったひとりぼっちでガラスケースに入れられる神経は、私には理解できません。「かわいい」ではなく、なぜ「かわいそう」という感情が育まれてないのか、非常に残念に思います。

北欧から来たある有名なドッグトレーナーは、ガラスケースに入れられている、小さすぎる子犬を見て、涙ぐんでいたそうです。

育まれる「ベーシックトラスト」基本的信頼

ハーローの、アカゲザルの実験というものがあります。どのような実験かということ、アカゲザルの子猿を、ミルクを飲むことができる、針金でできている代理母人形と、やわらかい布で覆ってある代理母人形がある箱に入れます。子猿がどちらを選ぶが実験したところ、子猿は、ミルクを飲むときは針金の代理母人形のところへ行きますが、それ以外は、やわらかい布で覆ってある代理母にしがみついていたそうです。

また、針金の代理母人形に入れられた子猿と、やわらかい布で覆われた代理母人形に入れられた子猿に、ガチャガチャ音がでるおもちゃを見せたところ、最初はどちらも怖がりましたが、やわらかい布で覆われた代理母人形と一緒にいた子猿は、だんだん慣れてきて、怖がらなくなりました。それに対し、針金の代理母人形と一緒にした子猿は、いつまでも怖がりました。

この実験から、動物の子供が健全に成長するためには、あたたかいぬくもりが必要であるということがわかりました。自分は守られている、安心できるという基本的信頼「ベーシックトラスト」を築くためには、生まれてからしばらくは、快適な接触が必要なのです。しかし現状はどうでしょう。

まだまだ幼い年齢で親、兄弟から引き離される子犬たち。もちろん、なんの問題もなく成長する犬もいると思いますが、なんらかの行動問題が出現するだろうということは、2000件以上のお宅へうかがって実感しています。データは取っていませんが、現場の勘のとでもいいますか。優良ブリーダーから迎えた子犬たちの気質は安定していて、つきあいやすいことが多いと感じています。

大切なスキンシップ

親、兄弟から放れて、ひとりぼっちで新しい環境に連れてこられた子犬は、不安でいっぱいです。緊張もしています。そのため免疫力が落ちていて、場合によっては生命に関わるほどのダメージを受けてしまうこともあるそうです。

注意したいケースは、迎える側の家族に、コントロール不能の幼いお子さんがいて、まだまだたくさん寝かせなければならないのに、頻繁にケージから出して遊んで、疲れさせすぎてしまうような場合です。また、小さなお子さんが子犬を抱っこしたがることはよくあるのですが、お子さんの体がまだ小さい場合には、抱いている状態が不安定になり、かえって子犬を不安にしてしまうことがあるので要注意です。落としてしまい、骨折させてしまったということも起きていますので、最新の注意が必要です。

迎えたばかりの子犬は、たくさん寝かせて、たくさん食べて、ちゃんと出してもらうことが非常に大切です。そのためには、ケージに入れておく時間も必要です。しかし、出してはいけない、というのは、飼い主さんの愛情や、ぬくもりを伝えることができず、不安な状態のままでいることになります。

話しかけて声を覚えてもらったり、触れ合ってこちらがどういう人なのか、どれほど愛情を持って迎えたのか、伝えることも必要です。

 

☆『よりそイズム」的 子犬とのつきあい方 10 puppy’s law

・迎えてすぐに寂しい思いはさせない
・ケージから出すのは1回30〜40分くらい。
・ケージに戻したら、最低3時間は寝かせる
・放って置かずに、必ず100%向き合って、コミュニケーションする。
・6ヶ月くらいまでは叱らない
・触る力は強すぎないように、子犬が出せる力と同じ力で
・からだのいろんなところを優しく触る
・子犬の心の準備ができるまでは「オスワリ」や「マテ」など教える必要はない
・いつも笑顔で接する
・必要なことは教える(※教えておくと便利なルール参照)


犬にアイコンタクトをさせなくてはならない


◎必要があれば目は合います

アイコンタクトをしないのは飼い主をバカにしている!?

そもそも、アイコンタクト、目が合うことを、そんなにシンプルに考えるべきではないと、中西は思っています。動物同士のアイコンタクトは、それはそれは深い意味を持っているのではないかと想像します。・・・続きを読む

 


甘噛みはやめさせなければならない


◎甘噛みは「あそぼう!」「友だち!」というメッセージです

甘噛みをする犬は悪い犬?

 20年前に、初めて自分の責任で飼った犬、ロックを迎えたとき、甘噛みする犬はダメ犬、悪い犬、と言われました。なのでやめさせてしまったことを、今ではとても後悔しています。・・・続きを読む

 


犬と一緒に寝てはいけない


◎気温によりますが犬は飼い主と一緒に寝るのが好きな動物だと感じます
(※飼い主との関係性によって当てはまらない場合があります)

一緒に寝ると言うことを聞かなくなる?

家庭犬訓練所を辞めて、シドニーのドッグテックインターナショナルが開催している、ドッグトレーニングアカデミーに入学したとき、教わったマニュアルでは、「犬と一緒に寝てはいけない」とありました。・・・続きを読む

 


引っ張りっこは必ず飼い主が勝たなければいけない


◎勝っても負けても言うことを聞くようになる!?

遊びは「狩り」のシミュレーション

 まったくこんなこと、誰が言い出したんだろう?って思います。おそらく、遊んだことがない人が言い出したのでは?犬がする遊びは、その多くが「狩り」のシミュレーションなのです。・・・続きを読む

 


仰向けにして押さえつければ、犬は飼い主を上だと思う


◎かえって関係が悪化することに

無理やり押さえつけられて噛むようになった

現実はもっと悲惨なことになっているケースが多いです。飼い主を上だと思うどころか、噛みつくようになっています。・・・続きを読む

 


犬の好きなように歩かせてはいけない


◎不自由すぎるのは犬もつまらない

恵まれた環境、そうでない環境

 なんの意地悪なのでしょうか?って思ってしまいます(笑)もちろん、環境によって危険な場合は、好きなように歩かせてはいけないことがあります。・・・続きを読む

 


犬より先に飼い主が食事をしなければならない


◎リーダーは先に食べない!?

Leaders eat first.

 これも、ドッグトレーニングアカデミーで教わったルールの一つでした。
飼い主は、群れのα(アルファ)でなくてはならない!という考えがベースにありましたので、当時は「なるほど!」なんて思っていましたが、・・・続きを読む

 


人の食べ物を犬にあげてはいけない


◎人の食べられるもので いぬごはん
 病院での数値が改善、毛艶も良くなる!
 ※個体差があります

犬の体によくない食べ物

 犬にあげてはいけない食べ物はあります。そういう意味でしたら、このルールはありです。しかし、まったく馬鹿げた考えですが、人と同じ食べ物を食べると、飼い主と同等を思うようになり、・・・続きを読む

 


犬を人に飛びつかせてはいけない


◎飛びつくのは友好的な場合がほとんど

友好的で歓迎

なぜ?(笑)って思ってしまいます。

 飛びつき方にも種類があるかと思いますが、出張レッスンでお客様のお宅へうかがってきて、飛びついてくれた犬たちはみな、・・・続きを読む

 


犬の要求に応えると、飼い主を下だと思うようになる


◎上下ではなく、要求に応えてくれる人だと学習

冷静に学習理論で考えると

犬の要求に応えたら、犬は、飼い主を下だと思うようになる、のではなく、飼い主は要求に応えてくれる、と学習するだけです。学習理論で考えたら、・・・続きを読む

 


犬は飼い主の横にピタリとついて歩かなければならない


◎迷惑、危険でなければ好きなように歩こう

1日中服従!? 

 家庭犬訓練所に勤務していたころは、1日中、犬を服従させようとしていました(苦笑)ほめたり、なでたりすると犬からバカにされ、・・・続きを読む

 


リーダー(飼い主)がテリトリーを支配しなければならない


◎ただ”入れない部屋”と理解するだけ

犬が入れない部屋をつくる?

 「犬が入れない部屋を一つ作ってください」シドニーのマニュアルにそうあったので、Doggy Labo を立ち上げてからしばらくは、私も飼い主さんにそう言っていました。しかし、告白いたしますが、・・・続きを読む

 


犬が邪魔な場所にいたら、どかさなければならない


◎犬に不快を与える行動なのでやめましょう

どかし続けたらリーダーになれる!?

もう笑うしかないです(笑)これが本当なら、どかし続けることで飼い主はリーダーになれる?ということになるかと思いますが、おそらく嫌われます(笑)・・・続きを読む

 


犬をソファに乗せてはいけない


◎ソファで愛犬とのラブラブ時間はとても癒される時間

ライオンキング!?

 これもかなりポピュラーな「犬のしつけ」のようですね。ドッグテックインターナショナルのドッグトレーニングアカデミーでも、「ソファの上に犬を乗せたら『ライオンキング』になる!」と、大真面目に恩師が言っていて、・・・続きを読む

 

 

 

 

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